2022年5月9日月曜日

イフ 歌詞

 『イフ』

作詞・作曲:ユリイ・カノン


生まれた意味も 死ねない理由も

いつかは見つけられるかな



雨が降る予報の日に

傘を持たずに歩いていく

不確かに期待してる

当てもなく晴れを信じてる


そうだった


何度だって焦がれた

「きっと」なんて願った

走れば月にも近づけるんだって


信じてる

だって誰も明日を知らないでしょ



僕の人生の前にあるifとlie

どこに至っても たらればを問う

できりゃ後悔のない現実に生きていたい

なんて吐いて馬鹿みたい


終わらないストーリーなんて

まあ詰まらない

「永遠」には来ない夜明けが見たい


君とこんな想いを 高鳴る思いを

幾つ感じていくだろう



気休めな言葉とか

ありふれた希望めいた詩


なんでも消費される

ひたすらに生きた証を形にさせてくれよ


美しい嘘も汚れた真実も

これも人の在り方だと、全てを許せたら


どうだろな

いっそ最初からなら

もっとずっと今を

愛だの夢だの満たせられるかもな


でもその道に君はいないかもしれない



僕の人生の前にあるifとlie

どこに至っても たらればを問う

できりゃ後悔のない現実に生きていたい

なんて吐いて馬鹿みたい


僕の人生の前にあるifとlie

どこにだってない 何かになりたい

道に正解はない でも間違いもない

もう一つ生きれたら


歌じゃ人生も何もきっと救えない

でも君の為に歌いたい

何回、何千回だって奏でど褪せない

夢をもっと歌いたい


生まれた意味も 死ねない理由も

未だにわからないけど


この命に価値がないとしても

世界は美しいんだから

生きていこう

2022年4月28日木曜日

わたしいまめまいしたわ 歌詞

 

『わたしいまめまいしたわ』

作詞作曲:ユリイ・カノン



嘘でくらっと揺れるロンリー

欲しがるならもっとあげるのに

体裁 嫉妬 歯剥 論理

ほらLからRすべて埋めたげる


未来より現在が大事

綺麗なまま死にたいノーフューチャー

解とかわかんないし

理想像も昨日今日で違うわ


かまって 黙っていないで

クラクラさせて

命より富より恋の実りを


這って縋ってまでぐだぐだ生きて

貢げるほど愛はもう無い

生き方の解をちょうだい


目立ちたくないわ

でも見つけてほしいなんてね思う

あざといフレーズ

また釣られてあげるけど嬉しい?


届いてないとかわかってる

それなら勝手に言うわ

きみの言うこと全部が正しいと思う


気に食わないことばかりだ

それでも気分が良かった

だって明日で世界が終わるからね


今どき流行んないし

リアルだけが知りたいノンフィクション

全部が子供騙し

依然対応を自然体でできないの


かまって 黙っていないで

クラクラさせて

命より富より恋の実りを


ちょっとバグった拍で

動悸同期させて

そしたらいっせーので逝けるかな


って待って 黙っていないで

クラクラさせて

気持ちより文字より脳みそに刺して


奪って縛って巻いてぐしゃぐしゃにして

初めて見た世界にただ

わたし今 目眩したわ


ビカム陀仏 歌詞


『ビカム陀仏』

作詞作曲:ユリイ・カノン



往生際が悪いみたい マルい未来を願う次第


大概“並”じゃ張り合いない

無い摩尼は 否みな皆


おいでよ

籤を引けど如何せんどれも地獄なの


あらゆる思考が釈迦になって

新たな徒花が娑婆に咲く


拝んで悟って厭になって

すべてがビカム陀仏


いわゆる奇道が修羅になって

また独り隘路に迷い込む


捨て身のリリックで繕って

すべてがビカム陀仏



尽くしたって上手くいかんな 報酬はおいくら?

金がなんだ そう吐いて懶惰

どうだい後悔無い?


災の晩だ 誰の番だ 生き身は死に身

地を選んだ 空を恨んだ


Die.Die.Die.


じゃない!



飄々としたツラをした

業を煮やしたって意味ないわ


せっかくだし如来なりにはなりたいが 世才ないわ


老いても

ちゃちなロックのこういう曲で踊れたらって思うのよ



あらゆる思考が釈迦になって

ふらり千鳥足でファズを踏む


おざなりナレッジで偉ぶって

すべてがビカム陀仏


いわゆる奇道が修羅になって

思い通りの理論に乱される


ドロナワのフレーズで高ぶって

すべてがビカム陀仏


何千回 何万回 死んで生まれたって

誰も彼も馬鹿な儘


人生は何通り?

なんて問い もういい

勝手に生きろ


では、良い人生を



2021年11月15日月曜日

ユエニ 歌詞

 作詞作曲編曲:ユリイ・カノン


何を描いて唄っても滿たせない

故に夢見ちゃうのも仕方ないじゃない?


何年經っても變わらないものを

求め續け腐っていきゃいいさ!



粗末な濫作 見飽きたもう既に

似たような顏して見分けられないわ

無價値な問いだの不埒な解だとか

哀だの戀だのホントくだらないわ


生產性など無い程に

缺いた知能 馬鹿の物言い

飽いてしまった其の頃に

大抵臍を噛む


其れは愛や金でも滿たせない

故に謂う世迷い言 仕方ないじゃない?


彼奴も此奴も許せない

ならばあたしが消えりゃ問題ない


あんたの中身も視てみたい

けれど見ぬ物淸しだとか云うじゃない?


明日に期待などしちゃいない

なのにあたしは今もこうして歌ってんだ?



どうせ死ぬんだし意味が無いんだよ

こんな言葉も消えていく

不遇を託っても意味が無いんだよ


ああ、醜い心を消して



曠古の伎倆、才能が慾しい

なんて愚陋 夢幻

空中樓閣に等しい理想に縋っている



なぜに何遍說いてもわからない?

それに言うに事缺く 馬鹿みたいじゃない?


何者にも成り得ない者に

生きる理由をくれてやる


こんな言葉じゃ救えない!

故に謂う世迷い言 仕方ないじゃない?


御爲倒しじゃ騙せない!

故にあたしは今もこうして歌ってる


夢の一つくらい持たせて呉れないか?

2021年10月17日日曜日

言の葉の綾 歌詞

 言の葉の綾

作詞作曲編曲:ユリイ・カノン



嘘と真が有耶無耶になれば

少しくらいは言葉になるかな


もう ああしておけばとか

どうしたってなるけれど

明日で世界が終わるとするなら

あなたはどうする?



あのね ずっと思ってたあたし

奇を衒っても意味ない話


でもね 待って

望んでも悲しい現実とか死んでも嫌だし


「きみの言うこと全部が正しい」

なんて言ってるどっかの馬鹿に


ほら歌ってよ

もっと人らしい醜い心ごと晒し

言の葉の綾と誤魔化して



テキトーな音で水際が立ったり

策を練る程ぐしゃぐしゃになったり

あーわからない!


もう気にしてなんてない

とかって言ったら嘘になる

どうにもならないことばかりだけれど

死ななきゃいいんだよ



あのね ずっと思ってたあたし

庶幾っても意味ない話


「いつか」なんて惟みたばかり

もう願っても云えないままに


あのね ずっと想ってるあたし

これはきっと治んない病


いと募った念いをあなたに

伝えたい心の形に

言の葉の綾など要らないな


2021年3月8日月曜日

御気ノ毒様 歌詞

 


作詞作曲:ユリイ・カノン


イタい芝居 子細らしい

あたし能無し アイロニー


自愛 痴態 痛々しい

中身の無い 人でなし


餌に釣られ死んだ この底は屠所よろしく

猪口才な理想で他人を疎んでもなんにもなんないな


どいつもこいつも要らない

とか下衆な邪意に憑かれて


ああ 地獄に堕ちるだけ


なんて


あらあらあら

お気の毒ね

それじゃ面白くなくなくない


唯唯唯

与太な人生


誰か手放しで肯定して


ほらほらほら

唾棄して憎め

蛇蝎の如く嫌って忌んで


白々しく愛を謳う

果てしなくそれは幸福でしょうね



善も悪も 毒も薬も

仕分けられない 馬鹿な神様


「恙無い」は続かないわ

救えないわ お気の毒様



嫌い 嫌い 忌々しい

正しさなどないのに


悲哀 擬態 見ないふり

そう お前のことだよ



切っても断っても消えない

やれ情だの性が邪魔して

もう喉元過ぎれば甘酸苦楽もぐっちゃぐちゃになって


どうにもこうにもできない

屈まって耳を塞いで


はー なんとも無様な生き様だ


あらあらあら

お気の毒ね

それじゃ面白くなくなくない


まだまだまだ

無駄な人生の道を這いずる

天国まで


つらつらつら

駄文を綴る

夢だの愛だの どうだっていい


甚だしく悲壮な今を

生きるためアイを売ってる



なんて


あらあらあら

お気の毒ね

それじゃ面白くなくなくない


唯唯唯

与太な人生


誰か手放しで肯定して


ほらほらほら

唾棄して憎め

蛇蝎の如く嫌って忌んで


白々しく愛を謳う

果てしなくそれは幸福でしょうね



善も悪も 毒も薬も

仕分けられない 馬鹿な神様


「恙無い」は続かないわ

救えないわ お気の毒様

2020年2月4日火曜日

対象x 歌詞

作詞作曲:ユリイ・カノン

例えば一つだけ願いが叶うのならば
こんなちゃちな人生 今すぐに楽にしてほしい

纏わりつく歌が耳鳴りのように蝕む
「綺麗事ばかりじゃ生きていけない」と棄てたんだろう


間違いと知るには正解が少なすぎた
羅針が示すまま ふらふらと歩いて挫いて

不条理に刺されて 溢れ出す嘘が浸みて
「美しくありたい」だとか醜い感情が芽生えた


噤んだ言葉の意図を問えど
目を逸らす愚かな僕だ

ねえ、教えて
このまま生きていいの?
答えてよ


心さえ失くした灰と化した命だ
もう愛してるとか大嫌いとかいらない

「昏い」「Cry」「喰らい」

藻掻くガラクタの戯れ言を聞いてくれ

生まれ落ちてからどうしてまだ泣いてる?
理想も夢も掃いて捨てろ もういいよ

何者にもなれないこんな僕を
その目に映し 灼きつけて


所詮、人は愚陋 左見右見の風見鶏だ
隣の手に釣られ手を挙げる 群れなすマジョリティ

徒疎かな意志 同じように数えないで
「あいつらとは違う」なんて荒唐無稽な譫言


悉に斜陽へ落ちたここじゃあ
くだらないやつだけ笑う

なあ、そうだろ
正解なんて無いと気付いてる


心さえ失くした灰と化した命だ
もう愛してるとか大嫌いとかいらない

「不快」「深い」「腐海」

指を咥えながらそこで見ていればいい

終わらない世界など決してないんだと知っている
消えない言葉がないことなら知っている

「泣いてなんてない」
救いのない嘘を誰かに否定してほしいんだよ


正しさも間違いもすべて受け入れ生きられるの?

不確かな『対象x』
今は縋るように歩くだけ


また昨日と同じ今日を明日も生きて

まあこんなもんだろう
僕は君になれない


生きる理由なんてないけれど
死ぬ理由もないだろう


心さえ失くした灰と化した命だ
もう愛してるとか大嫌いとかいらない

「昏い」「Cry」「喰らい」

藻掻くガラクタの戯れ言を聞いてくれ

生まれ落ちてからどうしてまだ泣いてる?
理想も夢も掃いて捨てろ もういいよ

何者にもなれないこんな僕を
その目に映し 灼きつけて

閉ざしても消えない歌を



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