2017年6月15日木曜日

エレ・アヴァンギャルド 歌詞



作詞・作曲:ユリイ・カノン

ジュブナイルじみた
運命に堕ちて 誂えられた赤い糸

五線譜上のメルヘンキネマで
狂わせてよ るらりら 哀愁歌

根暗苦楽に奇声罵声
ジャンキーなワンルーム宗教で踊りましょう

一眼レフの脳裏に焼き付く
ピントがズレた痴れ言を


こんな世界 滅んでしまえばいいのに
だけどそれじゃ キミと結ばれないわ


ねえ 罪なキミの世界で 縛って置き去りにして
時の針に手錠をかけて齧る 禁じられた果実

触れたいの 痛いとわかってても
その棘だらけの心に

神様さえ見たことない 秘密のくちづけを求めてる


ペテン日和の午後四時過ぎに
語る言葉は本当の嘘

単調な駆け引き ためらう視線
髪を切ったの気付いてよ


ここは幽霊劇場だ
飽き飽きなエデンの戯曲

蛇よ私の手を引いて
楽園の外を教えてよ


ねえ 罪なき身に制裁を デザイアへ突き落として
ルーザー用の首輪をして 孤独なステージで踊る

笑えないね
愛を騙り 飼い慣らすなら好きにして

継ぎ接ぎした誓いなんて無駄なストラテジー


夢見がちな誰かの戯言を聞いて?
恋に溺れ 此処で心中しよう


ねえ 嘘だらけの世界で 本当の声を聞かせて
何者にもなれないけど キミだけのものになら

ねえ

ねえ 罪なキミの世界で 縛って置き去りにして
時の針に手錠をかけて齧る 禁じられた果実

死に届く猛毒の欲で廻るノワールのワルツだ

神様さえ妬むような
ほら アヴァンギャルドな終幕を

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